痛みにおけるMRIの有用性

今回は、単車でのケガをされた患者さんについてです。

 

皆さんも一度は経験ないでしょうか?

 

 

痛みはあるのに検査をしても異常はない。

数日間、症状の様子を見てみたけど変化がほとんどない。

 

 

どうでしょうか?

この患者さんも同じような感じで、手掌部における痛みが、受傷時から約1か月の間、ひどいわけではないが痛みに大きな変化がないし悪化もしていない。また、激痛でもないし、仕事もできるし日常生活に支障はない。

 

という状態でした。

 

受傷後のレントゲンで異常もなければ上記症状の場合、同業の方ならどう判断されてどのような処置をされますか?

 

今回の場合は表題の通りです。

 

MRI検査をしてもらい、その結果・・・舟状骨骨折が発覚しました。

これについてはドクターも、レントゲンだけに頼らず今回のようなケースでは精査の必要性、MRIの有用性について再認識をしたとおっしゃられてました。

 

 

 

教科書通りの骨折の症状が無くても、今回のような場合は自分のところに囲うことなく、しっかりと専門医への紹介をするようにしましょう。

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